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  • 大宮踊
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  古くから伝わるといっても、いつ頃から始められたものなのか、神武天皇東遷のみぎりとか、カッパにまつわる伝説や、元禄の頃大山興行途次の大阪役者が創案したとか諸説があるが、踊りの起源についてはいずれも確かなものでない。しかし、その音頭の歌詞が何のことやら意味不明の文句があったり、踊りのテンポが非常にゆるく、むしろ舞に近い手の込んだ踊り方であることなどから、よほど古くから踊り伝えられたものだろうといわれている。

 「なつかしやウワハン、大宮様ウワハンヨー」と、甲高いよく通る声が音頭取りの口をついて流れ、桐胴の締め太鼓がドロンとなります。頭上には、シデや“シリゲ”で飾った灯篭が吊られ、周囲を薄明るく照らし、踊りの雰囲気をかもし出す。踊りは「アオイ」「シッシ」「マネキ」と3通りあるが、「マネキ」の中の「テンコ」と称する変装踊りが圧巻である。普通は浴衣がけの平常姿で、別に衣装などに制限はないが、テンコは編み笠を烏帽子のようにかぶり、ドテラを着て手ぎねを持った者を先頭に、着ゴザを背負って念仏鐘をたたく者、キュウリを手にした者、ビクを腰にドジョウすくい姿の者、臨月腹に女装してすり鉢を手にした者、すりこ木を持った男装の者などが、音頭取りの音頭に合わせて、身振り手振り面白く踊る。

  8月15日の福田神社(大宮様)で行われるものが最も盛大で、例年同日に「ひるぜん花火大会」が開催。この花火大会では尺玉が夜空に舞い上がります。

基本情報

開催日程 7月下旬~8月下旬
電話番号 0867-66-2511(真庭市蒜山振興局)
0867-66-3220(蒜山観光協会)
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